治らない左側の首の痛み。解消に試していただきたい方法
こんにちは。
「いつの間にか首が痛くてなかなか治らない」
「左右を向きにくくて運転するのに支障がある」
とのご相談を頂戴しましたので、解消法などをまとめさせていただきました。
お時間の許す際にご覧いただき、お力添えになれれば幸いです。
首が痛くなる原因について
首が痛いといっても痛みを出している原因は様々。
今回は、その中でも特に多い筋肉の痛みについてお伝えさせていただきます。
筋肉の中にはとても細かい血管が通っていて、その血管によって筋肉は酸素や栄養素を吸収しています。
しかし、なんらかの原因によって血管の流れが悪くなると血液が筋肉に行かなくなり筋肉は硬くなります。
例えばお米を想像してみて下さい。
ジャーの中で保温の状態では、ある程度の時間は柔らかいです。
しかし保温を止めてしまうと、お米はすぐに硬くなってしまいます。
この状態は筋肉でも同じといえます。
首が痛くなる理由について
血液が流れることで、筋肉は柔らかい状態を維持することができるのですが、流れが悪くなると硬くなってしまいます。
流れが悪くなる要因としては、普段の姿勢や偏ったクセなどが考えられます。
最近ではパソコン作業やスマートフォンを操作する際の姿勢が良くない方をお見掛けします。
もしかしたら、覗き込もう様な恰好で作業していたり、画面が必要以上に近くなっているかもしれません。
このような姿勢がクセになり、姿勢が悪くなってしまうことが考えられます。
すると、日頃の姿勢も悪くなり筋肉が硬くなってしまう要因の一つとなります。
痛みを感じるメカニズムとは
首などに痛みを感じると、その痛みを避けようとする反射が起こります。
熱いものを触ると手をとっさにひっこめる、が反射です。
痛みを感じている場合は、常に神経も刺激されている状態となります。
すると、わずかな刺激でも筋肉はすぐに縮んでしまいます。
何かしらの刺激は脳へ伝達して、そこで「痛い」と感じることに。
「痛い」と感じると不快な意識が掻き立てられることってありませんか?
不快に感じると、自律神経の交感神経と呼ばれる心身を興奮させるスイッチがオンの状態となり活動を増加させます。
また交感神経よりホルモンが分泌し、そのホルモンの影響によって血管が縮みます。
血管が縮むと、血液の流れも悪くなってしまいます。
血液の流れを良くするためには神経の緊張を和らげ、スイッチをオフにしてあげる必要があります。
そこで緊張を和らげて、痛みを解消する方法をお伝えさせていただきます。
解消に効果的な方法について
・深呼吸をする
活動リズムを保つために重要なのが、自律神経の働きです。
自律神経によって日中は活動、夜は休むというバランスが保たれています。
バランスを整えるうえで有効なのが、「深呼吸」です。
深呼吸は自律神経を刺激して、交感神経をオフにし心身をリラックスさせる効果があります。
また、睡眠の質を上げるのにも効果的な呼吸法となります。
過去には「深呼吸を10回するだけで、睡眠の質が向上した」
という患者さんもいらっしゃいました。
深呼吸は、吸う息で胸を膨らませ、吐く息でお腹をへこませる呼吸です。
ポイントとしては“吸う”よりも“吐く”をしっかり行ってください。
行ってみると以外に難しいかもしれませんが、繰り返し行っていただくことで、簡単にできるようになってきます。
最後に。
首や肩の痛みで生活に支障があるとストレスに繋がる可能性も。
常に痛みを感じている場合には、今回お伝えした呼吸法を実践してみてはいかがでしょうか?
神経を落ち着かせることで痛みが和らぐことがあります。
是非お試しください。
試してみたけれど変わらない、痛みが続く、といったことがございましたら当院までご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。