坐骨神経痛とは?座っているのもツライ症状を和らげる2つ座り方
こんにちは。
先日、来院された患者さんより
「坐骨神経痛って言われたのですが・・・」
「お尻や足が痛くて座ってられない。」
と、不安ながらにおっしゃっておられました。
確かに、痺れや痛みがあると不安になると思われます。
ご安心ください。
こちらの記事を読んでいただけましたら、そんな症状を和らげると考えております。
最後まで目を通していただきお力添えになりますと幸いです。
坐骨神経ってどこにあるの?
一度ぐらいは耳にしたことがあると思われます「坐骨神経」。
実際に坐骨神経はどこにあるのでしょうか?
坐骨神経は体の中で一番大きな末梢神経と言われていて、腰の骨と仙骨(せんこつ)と呼ばれる背骨の土台となる骨から足元に向かって伸びていきます。
つまり、腰あたりから足の後ろにかけて「坐骨神経」があります。
坐骨神経痛が起こる原因
神経痛は神経の近くにある、関節や筋肉に原因があることが多数。
坐骨神経痛の場合、椅子などに座っていると症状が悪化する人がいらっしゃいます。
椅子などに座っている状態は、体にとって楽な体勢と思いませんか?
実は、ある研究によると立っている時の何倍もの圧力が関節にかかっていると報告されています。
座っている状態が長時間続けば腰にある関節の圧力が高くなります。
圧力が高くなると、関節の付近にある神経の圧迫することで、痛みや痺れなどの症状が起こりやすくなります。
また、関節自体が原因ではなく坐骨神経自体が引っ張られて痛みや痺れを伴うことも。
例えば、ゴムでも引っ張らなければ太さは変わりませんが、引っ張るとゴムは細くなりますよね?
この原理と同じようなことが神経でも起こっていると考えられます。
背中を丸くして座ると、お尻の周りの筋肉が硬くなり、その結果、坐骨神経にストレスをかける傾向があります。
ですので、座る時は神経を引っ張らない座り方にすることがポイントとなります。
ただし、坐骨神経痛でお悩みの全ての人が座る動作で症状を悪化させているという訳ではありません。
中には椅子に座っている事が全く負担にならない人もいれば、椅子に座っている姿勢が楽に感じる坐骨神経痛の人もいらっしゃいます。
椅子に座って痛みが悪化する人は、椅子に座った時に圧力が加わる場所で神経を圧迫している可能性が高いことが予想されます。
今回は、座った時に痛みや痺れを生じる坐骨神経痛の対処法を紹介させていただきます。
症状を和らげる座り方について
座っている時に症状が起こる理由として「圧力」と「引っ張り」がありました。
こちらの2つの問題を解消する座り方をご紹介させていただきます。
まず「圧力」を和らげる方法としてはクッションなどをお尻の下に敷く、クッション性のある座面の椅子を使うなどが有効な方法です。
座っていると背中が丸くなるのは、腰の骨が後ろに傾くことが原因となります。
そのためにクッションは座面全体ではなく、タオルなどを丸めた状態にしてしっぽの骨の下のみに敷くと腰の骨が後ろに傾きにくくなります。
後ろに傾かないことで神経を引っ張らない姿勢を維持することができます。
加えて、座っている時間が長いほど、腰にある関節の圧力が高くなるので適度に立ち上がることも効果的な方法となります。
30~40分に一回を目安に立ち上がりようにすると、坐骨神経による痛みや痺れが起きにくいです。
最後に。
座ることで痛みや痺れなどがあると、仕事や生活に支障が出ることも少なくありません。
仕事や生活に制限があると、イライラしてストレスになることも。
このような坐骨神経痛の症状でお困りでしたらで一度試してみてはいかがでしょう。
また、こちらの対象法を行ってみても効果や変化が見られない場合は当院までご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。