寒気があるのは熱中症?熱中症の初期症状対応マニュアル
突然ですが、梅雨明け10日をいう言葉をご存じでしょうか?
ちなみに私は知りませんでした。
調べてみると昔から梅雨明けして10日間は特に気温が上がり暑くなるそうです。
気温が上がって増えるのが『熱中症』です。
そんな熱中症ですが、実は以外に知られていない熱中症の症状がございます。
こちらでは熱中症の症状と対処法についてまとめさせていただきました。
誰しもが起こす可能性があり、暑い日が続く時だからこそ是非、目を通していただきたい内容となっております。
熱中症になるのは『熱』が下がらないから?
熱中症がどのようにして起こるのかご存じでしょうか?
最も大きな要因は『熱が身体に溜まること』と言われています。
熱が溜まるとは、身体から熱が出ていかないこと。
人の身体はある程度一定に体温を保つようにできています。
体温が上がれば汗や尿によって熱を外に出すような反応が起こります。
しかし水分が足りず、汗や尿が出せないと熱は身体の中に溜まってしまうのです。
すると熱が下げられず、車でいうところのオーバーヒート状態。
これが『熱中症』になる理由といっても過言ではありません。
以外と知らない熱中症で寒気が起こる理由
熱中症の症状の一つに寒気があります。
「暑いのに寒く感じるってどういうこと?」
と思うかもしれません。
汗が出てくるほど暑いのに、寒く感じることがあります。
熱中症の寒気というのは体温調節の機能が上手く働かない状態で起こる症状。
この時に寒いと感じても、どんどん体温を下げなくてはなりません。
寒い感じるかもしれませんが、できるだけ涼しいところへいって体温を下げるようにすること。
寒気を感じたまま放置すると生命の危険になる事もある症状です。
また寒気が収まらないとしても、涼しい部屋でしっかりと水分を補給してください。
寒気は水分を補給する事によって徐々に回復していきます。
間違っても寒いからと身体を温めたりしないようにご注意ください。
熱中症の症状をして『寒気』というものもありますので、風邪と間違わないように注意が必要です。
熱中症の寒気と風邪の鑑別方法です。
熱中症の場合は『なまあくび』や『意識がはっきりしていない』。
風邪の場合は鼻水や咳、喉の痛みなどがあります。
熱中症の初期対応マニュアルについて
熱中症には重症度があります。
重症度1:手足のしびれ、めまい、立ちくらみを感じる。
重症度2:頭痛、吐き気がする。
重症度3:意識がなくなる。体がケイレンしている。
重症度1は熱中症の初期症状と呼ばれています。
暑さで体温が上がると血管自体が広がり血圧が下がります。
すると脳への血液が減少して、めまいや立ちくらみが発生。
また脳へ酸素もうまく供給できなくなるため、手足のしびれが発生することもあります。
初期症状が発生した場合は涼しい場所へ移動し休ませましょう。
横になって休憩すると症状を改善することができます。
重症度2は頭痛や吐き気が起こる。
水分が足りていない上に、発汗などよって体液のバランスが悪くなると吐き気、嘔吐の症状が現れます。
この場合は涼しい場所で体を休めるだけでなく、塩分が入った水分を体内に取り入れる必要があります。
水分を補給しても吐き出してしまう場合、まずは首や脇、太ももの裏を直接冷やすこと。
症状が落ち着いてきたら塩分の入った飲み物を摂るようにしてください。
重症度3は意識がない状態、あるいは意識がほとんどない状態。
このような時は迷わず、すぐに救急車を呼びましょう。
日に当たらない場所や夜にでも熱中症になることがあります。
「自分は大丈夫」と考えると危険です。
誰もが起こりえる症状ですし、子どもや高齢の方は特に注意が必要となります。
最後に
今回は熱中症についてお伝えさせていただきました。
ご自身だけでなく周りの方が熱中症になることがございます。
お伝えさせていただいた内容がお役に立てますと幸いです。
まだまだ暑い日が続くことが予想されます。
くれぐれも熱中症にはお気を付けください。