目がかすむほどの肩こりの原因…実は〇〇かもしれません
こんにちは。
ある患者さんから
「肩こりが原因かわからないけど、時より目がかすむ」
「最近、目の調子が良くなくて体調まで優れない」
といったご相談を受けました。
そこで、肩こりや体の不調が原因で目に何かしらの症状を起こす理由について記事を書かせていただきました。
こちらを最後まで読んでいただけますと、こちらの患者さんと同じようなお悩みの方のお役立ちになれると考えております。
肩こりが目に及ぼす影響
目の疲労や不快感と肩こりに共通する神経の働き…
それは「自律神経」の機能です。
ストレスを抱えると自律神経が乱れるといわれています。
自律神経が乱れると体が不調に陥り、目にもその影響が生じます。
そもそも、よく聞く自律神経とは?
自律神経には交感神経と副交感神経とよばれるものが存在します。
・活動をしているときは交感神経が働きます(緊張)
・リラックスしているときは副交感神経が働きます(弛緩)
この緊張と弛緩のバランスがうまくとれていれば何も問題ありません。
しかし、ストレス状態が続くことでそのバランスが崩れてしまいます。
すると筋肉が過度に緊張し首から肩の周りに負荷がかかります。
その影響により、目に不調が起こってしまうので注意が必要です。
自律神経のバランスを整えるためには、ストレスを溜めないことが重要です。
気分転換にストレッチをしたりウォーキングをしたりするのも良いかと思われます。
また、ゆっくりと入浴したり、ご自身の趣味を楽しんだりするのもストレス解消には効果的です。
片目だけがかすむ原因
片目だけに症状があるときに考えられる主な原因は次の2つです。
・眼精疲労(疲れ目)
・ドライアイ
眼精疲労とは、目の症状だけでなく頭痛・肩こり・吐き気などの症状が現れ、休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態。
疲れ目とは、目を使い続けることによって目の痛みやかすみ・眩しさなどが現れた状態。
疲れ目は休息や睡眠をとると回復しますが、放っておくと眼精疲労になることがあるといわれています。
スマホやパソコンなどの画面を長時間見続けることで、疲れ目や眼精疲労が起こりやすくなります。
睡眠なども含めて生活環境を見直して、ストレスを溜めないようにしましょう。
眼精疲労の主な症状は「目のかすみ」「充血」「痛み」などです。
ストレスによって起こる症状
ストレスは目の筋肉や首、肩、背中の筋肉を過度に緊張させてしまいます。
しかも、原因の分からない不調が生じ自律神経が乱れる「自律神経失調症」と病院で診断される人もいらっしゃいます。
自律神経失調症とは、体のどこかに不調な症状がいくつかあり、検査で病的な変化もなく、心の病気でもない状態をいいます。
その原因は主にストレスと言われています。
自律神経は体の全身の臓器や器官をコントロールしているので、症状がある場所も頭から足までの広い範囲に及び、訴える症状も人により様々。
実際に目の不調に加え疲労感・不眠・頭痛などの症状やイライラしやすい、落ち込みを感じるといった不調でお困りの人が多い傾向になっています。
眼精疲労ではない他の原因
眼精疲労に加えドライアイでも目に症状をもたらします。
ドライアイとは涙の分泌量の減って、目が乾きやすくなる状態のことです。
スマートフォンやパソコンなどで目を長時間酷使し、瞬きの回数が減ることで目は乾きやすくなります。
ドライアイになると外からの刺激に弱くなり、目の表面が傷ついたりすることもあるので注意が必要。
また、基本的にドライアイは完治しません。
ドライアイによる症状を悪化させるような原因を取り除き、生活に支障をきたさないようにすることが重要です。
目の症状に効果的なツボ
目の症状に効果のあるツボをご紹介させていただきます。
眼点(がんてん)
眼精疲労の場合に有効なツボです。
眼点は手の甲側の親指の内側の縁の関節部分にあります。
目からくる症状の緩和が期待できるツボです。
デスクワーク中の休憩時間にツボ押しをして目をスッキリさせるのにおすすめです。
※ツボを押す際は、指の腹でゆっくりと押します。
(5秒間×5回が目安です)
最後に。
今回は目の症状が肩こりを伴うケースについてお伝えしました。
目の状態を改善することで、肩こりも改善されることがあります。
その為には、ストレスを溜めないように気を付けていただき、定期的に発散することをおすすめします 。
また、当院におきましても目の症状に対する施術を行っております。
何かお困りやお悩みごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。