マッサージで肩こりは解消する?意外と知られていない肩こり解消法 

 

こんにちは。 

芦屋市川西町にあります、きた鍼灸整骨院の北 善之です。 

 

「肩こりで定期的にマッサージに通っている」 

「マッサージで揉んでもらったらスッキリする」 

といったお話をよく耳にします。 

 

けれど… 

 

「その時はマシになっているけど時間が経ったらコリを感じる」 

「強く揉まれて体が痛くなったり、だるくなることがあった」 

というお話もよく耳にします。 

 

分かります(^^♪

 

確かにマッサージって気持ちいいですし、スッキリしますよね。 

決してマッサージを否定するわけではありませんので、ご了承ください。 

 

今回はマッサージの効果と肩こりを解消させる〇〇についてお話させていただきます。 

こちらをお読みいただき、肩こり解消のお役立ちになれば幸いです。 

 

  

マッサージの効果について 

近年マッサージの効果が科学的に解明されました。 

世界的有名な大学で行われた動物実験によると、マッサージには炎症を引き起こす細胞や物質を筋肉細胞から「洗い流す」役割あり、マッサージすることで筋肉を損傷したマウスの回復力を2倍にし、新たに再生する筋肉の質もより強くなる結果に 

また研究によって「最も優れた効果を得るには筋肉損傷が起きてから3日目以降に炎症を除去するといい」と」いうことも判明しました 

 

マッサージの医学的・生物学的な効果と仕組みが、再現性をもって示されたのは今回の研究がはじめてだそうです。 

  

実験で使われた装置はマウスの足を固定する拘束具と、マウスの脚をマッサージするシリコン製のヘッドによって構築。 

研究者たちはこの装置に、足の筋肉を損傷させたマウスを設置。 

そして損傷した筋肉に対して14日間にわたり、同じ強さの刺激を加え続けました。 

結果、装置による刺激を受けていたマウスはただ放置されていたマウスと比較して、筋肉の再生速度が2倍になり、組織に傷跡が残る可能性を大幅に減少させることを発見。 

このことからマッサージ筋肉回復に有効だということが証明されました。 

  

効果が持続しない理由とは 

マッサージ受けても次の日になると元に戻る 

いう人もいらっしゃると思います 

 

と言うのも、マッサージはあくまでも過度に緊張して固くなった筋肉を緩めるもので、緊張の原因を改善したわけではありません。 

なので施術のあとは一時的に筋肉も緩んで楽になりますがまた生活をしていく中で体に負担がかかってしまうとまた筋肉は固くなってしまいます。 

  

では、どうすれば良いのか? 

 

過酷な肉体労働でもしていない限りほとんどの人は日常生活の姿勢によって同じ筋肉にばかり負担がかかり、肩こりや腰痛となって現れています。 

 

日本人は特に猫背の人が多いように見受けられます。 

猫背になる理由は、座っている時間が長くなり、ふとももの後ろの筋肉が硬くなってしまうのが理由の一つです。

また猫背になると、肩周りや背中の筋肉は引き伸ばされ、反対に胸や首の前の筋肉は縮まってしまいます。 

このような状態が長時間続くことがあればいくらマッサージしても根本的な改善は難しいかと思われます 

根本的な改善のポイントは「長時間姿勢です。 

   

効果を継続させる方法について 

「右肩がこります」 

という人がいたとしても右肩の筋肉が固まって縮まっただけでありません 

周りにある他の筋肉も悪いなりのバランスを取るため引っ張られたり、引っ張り返したりします。 

そのため症状が右肩に出ていたとしても、反対側に負荷がかかっていることが考えられますので、痛みがある右肩だけが悪いとは一概に言えません。 

以上の点から、ストレッチやセルフマッサージなどは症状ある側だけではなく一見なんともなさそうな反対も行うことをおススメします。 


片側だけ柔らかくなり反対側が硬いままというバランスの悪さが続けば再度肩こりになる可能性が高くなってしまいます 

 

肩こり解消には〇〇がポイント 

「肩こりは運動不足が原因です」と耳にしたことありませんか? 

確かに世の中がどんどん便利になり、運動量が減っているのは事実。 

しかし、実際に運動する時間が設けることができなかったり、面倒だと感じることもあるかと思います。 

厚生労働省には 

運動は、余暇時間に行なうものであり、疾病を予防し、活動的な生活を送る基礎となる体力を増加させるための基本的な身体活動である。 

爽快感や楽しさを伴うものであり、積極的な行動として勧められる。 

と記載されています。 

 

運動を始めた方がいいのはわかっているけど・・・

なにか運動を始めたいけど・・・

など、お悩みの人もいらっしゃるかと思われます。

 

まずは運動を始める前に「長時間の姿勢」を意識して生活してみてください。 

テレビを見る姿勢、携帯電話を触る姿勢、本を読む姿勢など同じ姿勢で長時間いることが肩こりに繋がります。 

 

同じ姿勢でいる時間が長いと感じたら、すぐに体を動かしてください。 

動かすといっても立ち上がる歩くなど少し体を動かす程度で結構です。 

 

肩こり解消には「体を動かすこと」です。 

  

最後に。 

肩こりを解消するには体を定期的に動かすことがポイントになります。 

まずは家や職場、学校などでも同じ姿勢で過ごさないようしてみることをおススメします。 

ですが、体を動かしても一向に肩こりが良くならない時は、当院のような整体を行っている治療院などで施術を受けていただくことをお勧めします。

 

当院におきましても肩こり治療を行っております。 

当院には、肩こりでお悩みの患者さんが多数通院されています。 

肩こりは仕方ないとあきらめないで、一度ご相談ください。 

  

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

【監修:鍼灸師柔道整復師  北 善之】