「何かおかしい、肩こりとは違う...もしかして四十肩!?」 

こんにちは。

芦屋市川西町にあります、きた鍼灸整骨院の北 善之です。

 

何気なく肩を上げようとしたら、痛っ...!! 

といった経験をされた方はいらっしゃいませんか? 

 

肩が痛くて、

上着の袖に腕を通すのがツライ。

洗濯物を干すのも大変。

子どもを抱っこなんてムリ。

そんな症状があると生活に支障があるし、本当に大変ですよね。 

 

また、

「肩が痛いけど年だから仕方ない...

「いつもの肩こりの感じだから大丈夫。

と、痛みを我慢されていたり、そのままにされていませんか? 

 

もし、そのような症状でお困りでしたら、こちらの記事がお力添えになると考えております。 

是非、お時間の許す際にご覧いただけますと幸いです。 

 

四十肩の特徴肩こりとの違い 

四十肩は肩こりとはまったく症状が異なります。 

四十肩の場合、夜間痛と呼ばれる寝る時に肩が痛むようなことがあります。

また四十肩の痛みは肩こりより強く、痛みで腕が動かせないので日常動作が困難なケースもあります。 

そのため痛みを改善することに目が行きがちですが、それではなかなか改善しにくいことが多いです。 

肩こりでは関節の動きが悪くなることが少ないのですが、四十肩ではほとんどの場合、関節の動きが悪くなります。

そのため、痛みと同時に見逃せないのが腕や肩の関節の動きになります 

 

四十肩とは?どうして起こるの? 

肩関節とは腕の骨と背中にある肩甲骨という骨をつないでいる部分です。

肩こりが筋肉の疲労や血の流れの悪さが主な原因なのに対して、 四十肩・五十肩は加齢による肩関節の炎症といわれています。 

肩関節周りにある関節包(関節を包む袋)や腱(筋肉の一部)に炎症が起こる事で痛みが生じます。 

そのため年齢の若い方より、中年以降に多発 

四十肩は、

とても痛みの強い「急性期」

痛みは少なくなる「慢性期」

痛みが改善する「回復期」

に分けられます 

ほとんどの場合、時間経過と共に痛み自体は改善していきます。 

 

痛みが強い急性期には固定し安静を計ることが必要です。

しかし、急性期を過ぎたら痛みのために肩を動かさないでいると、筋肉や関節が硬くなり、反対に症状が長引くこともあります 

ですので痛みや症状が長引くのを防ぐため、運動やストレッチを取り入れることをお勧めします。 

 

四十肩治療ってどうするの? 

実際当院に四十肩・五十肩の患者さんが治療にいらっしゃっています。 

症状や経過はそれぞれ異なりますが、主に痛みの緩和や改善を目標に治療を行っております。 

Aさんの場合。

ある日、急に肩の痛みが出現。始めは違和感でしたが、数日後には痛みになり、夜も眠れないほどに。

当院に来院した時には痛みによって、ほとんど肩が上がらない状態でした。

まずは、痛みに対する治療を週一回のペースで行いました。

回数を重ねるごとに、徐々に痛みが和らいできたので次の段階へ。 

Aさんは強い痛みで肩関節を動かせない状態が長かったので、肩関節自体が硬くなっていました。 

そこで次の段階として関節の動きが改善することとなり、可動域の回復を目的とし数回の治療を行いました。 

現在では全く痛みはなく、左右対称に肩が動くようになったので、趣味の卓球を愉しんでおられます。

 

このように個々段階に合わせた施術を行っていきます。 

治療は痛み極力出ないような手技や医療機器、必要であれば鍼治療を用いることになります。 

四十肩を改善・予防するストレッチ法 

肩だけだなく全身を伸ばすストレッチや適度な運動を習慣にするだけで、四十肩の改善や予防に繋がります。 

出来る範囲で続けることを目標に、腕を動かす範囲を大きくして、それを維持するように心がけましょう。
そこで、関節に余計な負担をかけずに血行を良くするストレッチ方をご紹介します 


両方の肩をぐるぐると前後に10回づつゆっくりとまわします。(肘は曲げた状態)

両腕を前からまっすぐと上げて、耳の横につけてゆっくりと下ろします。

四十肩を改善や予防するためには、普段からストレッチなどで肩関節を動かしておくことがとても大切です。

また、ストレッチ以外にも日常で取り入れていただきたい注意点やポイントがあります。 

 

それは・・・ 

 

デスクワークなどで長時間の同じ姿勢で作業をしない 

周り冷やさないように気を付ける  です。

 

長年の体の使い方や姿勢が四十肩の大きな原因のひとつといわれています。 

肩に負担をかけるデスクワークの姿勢や肩こりが悪化する姿勢。

加えて、肩を冷やすような状態が続くと状態を悪化させる恐れがありますのでお気を付けください。

また、四十肩は肩こりと症状が似ているので、判断が難しく専門的な診断が必要な場合も少なくありません。 

何かおかしいなと感じましたら、医療機関への受診をお勧めします。

 

最後に。 

四十肩や五十肩、中には六十肩などでお困りの方はたくさんいらっしゃいます。 

時間か経って、痛みがなくなったら「治った」と思う方が多いように思われます。 

しかし、腕を上げてみると痛みはないももの、腕が上がりにくい状態になっているかもしれません。 

そのような場合はご自身で改善させるのは困難かと思われます。 

そんな時は、お近くの整体院や体の調節を行っているところに相談してみてはいかがでしょう。 

また当院におきましても肩の施術を行っております。 

まずはお気軽にご相談ください。 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

 

【監修:鍼灸師柔道整復師  北 善之】