月の半分が不調…イライラするし常に眠い!女性特有の症状と改善法について 

兵庫県芦屋市にあります、

きた鍼灸整骨院の北 善之です。 

 

当院に来院される30代の女性患者さんより 

「一か月の半分くらいは体調がすぐれないし常に眠い」 

「いつもイライラして子供や旦那さんにあたってしまう」 

「自分でも悪いと思っているけどすぐに怒ってしまう」 

とのご相談を受けました。  

  

こちらの患者さんは本当に体調が優れず、薬を飲んでも改善されず、どうしていいのか困っていらっしゃいました。

生活していて月の半分の体調がすぐれないのは、大変ですしお辛いかと思います 

それに些細なことでイライラして怒ってしまうのは精神的に疲れますよね。 

 

同じように悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか。

 

でも安心してください。 

 

今回お伝えします改善法を、生活の中に取り入れていただけますと、お体が快調に向かうお役立ちになるかと考えています。 

是非、最後まで目を通してみて下さい。

 

  

月の半分の体調が悪い理由 

年齢、性別を問わずホルモンバランスの乱れが原因、不調があらわれるケースは男性よりも女性に多い傾向がみられます。 

その理由は、女性の体はホルモンによる影響を男性と比べて受けやすいといわれているからです。

  

人間の内臓、血管、呼吸、体温など体内のさまざまな機能を調節する自律神経のバランスが崩れると不調を引き起こします。 

それは、心身のストレスや不規則な生活習慣などによってホルモンバランスの乱れなどが要因となり、自律神経に影響するといわれています。 

ホルモンバランスの乱れによって自律神経に影響が及び、月の半分近くの体調がすぐれないことがあります 

 

女性ホルモンによる体への影響 

体には100種類以上のホルモンが分泌しています 

女性の体に大きな影響を与える女性ホルモン。

女性ホルモンには2種類あり、エストロゲンプロゲステロンと呼ばれます 

 

エストロゲンは、乳房の発育や丸みのある体を作り、コラーゲンの産生を促して、美肌を保ちます。

血管や骨、関節などを健康に保つほか、自律神経の安定、子宮内膜を厚くして妊娠に備える働きあります。 

  

プロゲステロンは、体温を上げたり食欲増進作用があるほか、体に水分や栄養を溜め込みやすくます。

またエストロゲンの働きによって、厚くなった子宮内膜をやわらかく維持し、妊娠しやすい状態にする働きもあります。 

 

女性ホルモンは年齢によって変化する 

エストロゲンは、30代中頃まで活発に分泌します。 

30歳を超えるとエストロゲンの分泌は下降線となります

45歳前後からエストロゲンの分泌量は特に減少しはじめ、50歳前後で閉経を迎えます。 

年齢によってエストロゲンが減少することで、体に不調があらわれやすくなります。 

  

イライラの他に眠気はありませんか 

イライラの他に、眠くなったり、気分がふさぎがちになることはありませんか? 

これはエストロゲンが低下することで、脳内物質のセロトニンも一緒に低下してしまうためです。 

セロトニンは幸福ホルモンと呼ばれています。

 

セロトニン不足は身体面よりも気分や感情面の症状が出やすくなる傾向が高くなります。 

そしてセロトニン睡眠ホルモンのメラトニンの分泌と連動しているためそれが不足することで眠りが浅くなる、なかなか起きられないなどの睡眠に影響してくることもあります。 

  

つまり、

加齢に伴いエストロゲンが減少→

エスロトゲン減少によりセロトニンも減少→

セロトニン減少によりメラトニン減少→

結果、眠りが浅くなる。

と、いった現象が起こります。 

 

エストロゲン加齢に伴い分泌量が減っていきますが、セロトニン不足は生活の中で改善することが可能です。 

セロトニン不足を改善させる方法 

太陽を浴びる時間を作る 

セロトニンは太陽光を浴びることで活性化されます。適度に太陽を浴びることを生活の中で取り入れましょう。 

適度に太陽を浴びることを続けると、セロトニンが増えるだけでなく体内時計が正常になり寝付きも良くなります。 

紫外線による肌のダメージを気にする女性も多いですが、日焼けするほどの長時間である必要はありません。

ランチの時間に少し外に出たりするなどして、短時間でもいいので太陽光を浴びるようにしましょう。 

  

深呼吸しながらのウォーキング 

呼吸が浅いと酸素が全身に渡らなくなるのですが、酸素不足はホルモンにも影響するのです。 

それらを補える方法は、深呼吸をしながらのウォーキングが一石二鳥で効果的。 

姿勢が悪いのも呼吸が浅くなる原因なので、姿勢を良くすることでさらに効果がアップしますよ。 

  

3心地よいと感じる物を持つ 

女性は「可愛い・癒される」と思う物を見たり触ったりすると、気分が上がると感じることありますよね? 

脳内物質のオキシトシンという物質がセロトニンと密接に関係オキシトシンが分泌されるとセロトニンも活性化されます。 

 

オキシトシンは可愛い、癒されると感じる物に触れた時に分泌されるホルモンです。 

可愛いペットや可愛い物、好みの肌触りの物などに触れることで、セロトニンが活性化されます。

日常的にそれら見ること触れることで、ホルモンバランスが整えられて症状が改善に向かう効果が期待できます。 

  

最後に。 

男女ともにホルモンによって、体調が大きく左右されることがあります。 

ホルモンバランスを整えてあげることで、イライラや不調が改善が期待できます。 

お伝えしたことを、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょう。 

 

また、ホルモンバランスだけでなく、同時に体のバランスを整えてあげると相乗効果になります。

整体で体を整えることによって、より効果があると考えています。 

 

もし同じような不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

  

【監修:鍼灸師柔道整復師  北 善之】