鎖骨が左右同じじゃない。そんなご経験ありませんか？
こんにちは。
「鏡に映った鎖骨が左右のバランスが違う。」
「鎖骨の下が痛いんですけど、なんか病気？」
という“鎖骨”に対する質問を受けることがあります。
そこで鎖骨についてまとめさせていただきました。
普段、鎖骨を気にして生活することはないと思いますが、これを期に少しだけ鎖骨に詳しくなってみてはいかがでしょうか(^^♪
鎖骨の役割とは？
肩関節は全身にある関節の中で最も可動域が大きく、複雑な動きができる関節になります。
そんな可動域を可能にしているのは、腕の骨(上腕骨)と肩甲骨、背骨、胸骨、そして鎖骨の存在です。
特に上腕骨、肩甲骨、鎖骨は肩関節を構成している重要な骨になります。
鎖骨は主に腕を外側に上げる時に肩関節をサポートするように動きます。
反対に鎖骨がうまく動かなければ腕を外側に上げれなくなってしまうんですね。
また、鎖骨があることで首回りの重要な神経や血管を守ったり、呼吸にも大きく関係しています。
ですので、鎖骨は腕を動かす以外に実は重要な役割を担っているのです。
しかし、欠点としては「折れやすい骨」といえます。
もしかしたら皆さんの周りでも、鎖骨を骨折したことのある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
鎖骨の位置が左右で違う
お風呂上りなどで鏡を見て、
「あれ？鎖骨が左右対称じゃない」
そう感じたご経験はありませんか？
でも、安心してください。左右同じように戻すことができます。
戻す方法はこの後に書かせていただいております。
まず、鎖骨が歪んでしまう理由は・・・
・いつも同じ肩にバックや荷物を担いでいる
・体よりも方が前に出るような姿勢(猫背)になっている
・左右のどちらかの腕をねじる様な動作をよくしている
といったことが考えられます。
鎖骨が左右対称でなくなると、肩こりなどの原因にもなりかねません。
まずはこのような動作に気を付けて、鎖骨に必要以上の負担をかけないようにしましょう。
常にどちらか片側だけ肩こりがひどい場合などは、左右の位置が違っていることがよくあります。
一度ご自身の鎖骨の位置をチェックしてみてはいかがでしょうか。
鎖骨とリンパの関係
鎖骨の周りには、多くの神経や血管、リンパが密集しています。
鎖骨が何らかのストレスを受けると、鎖骨自体の動きも悪くなってしまうのです。
すると鎖骨の下にある神経や血管、リンパなどの流れも悪くなり老廃物などが溜まるポイントに。
流れを解消するには、皮膚をさするように優しくマッサージするのが効果的。
またマッサージをより効果を高める意味でも、まずは鎖骨の周りにある筋肉の緊張を緩めて、鎖骨を正常に動くようにしていくことが重要になります。
こちらでは、鎖骨を動きやすくするストレッチをご紹介します。
①背筋を伸ばし右腕を真横に肩の高さまで上げ、肘を直角に曲げ指先を天井に向けます
②肘の位置を20回ゆっくり上下させます
③次に肘を胸の前まで持ってきて、背中側に引く動きを20回繰り返します
※反対側も同様に行いましょう。
このストレッチを行うことで鎖骨周りの筋肉の緊張が緩みます。
また鎖骨が正常に動くようになり、左右の歪みも改善されます。
最後に
今回はあまり注目されない「鎖骨」についてお伝えさせていただきました。
鎖骨の位置が違う、片側の肩こりや腕の浮腫みが気になる方は是非お試しください。
またストレッチを行ってみたけど改善しない。
鎖骨の歪みがひどい。などがございましたら当院までご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
