ジメジメ季節の汗による肌トラブル。東洋医学からの肌ケアについて
毎日、ジメジメしてすぐに汗をかきやすい頃かと思われます。
そんな時に皮膚が赤くなって
なんかかゆいな…
あせもかな…?
そういった経験はございませんでしょうか?
そんな肌トラブルについて対策と解消法についてまとめました。
お困りの方やお悩みの方のお力添えになれれば幸いです。
汗が原因となる肌トラブル
皮膚のかゆみ、赤いブツブツは“あせも”の一般的な症状として知られています。
ところが、あせも以外にも似たような皮膚トラブルとして、汗が原因で起こることがあるのをご存知でしょうか。
まず“あせも”とは、汗をかくことによって皮脂や汚れなどが汗の管に詰まり、かゆみや赤いブツブツなどの炎症を起こすトラブル。
それとは別に“汗荒れ”“汗かぶれ”と呼ばれるような汗による皮膚炎があります。
汗荒れや汗かぶれは、汗をかくことでふやけた皮膚と衣類や下着が接触し、こすれ合うことで汗にかぶれた状態。
また汗に含まれる塩分やアンモニアが肌を刺激し皮膚が荒れたりするトラブルです。
こうした汗による接触皮膚炎は、もともとバリア機能が低下している人に起こりやすうようです。
汗によるかゆみを改善するためには?
①汗を放置しない
かいた汗は肌の刺激や汗の管のつまりの原因となるので、こまめに拭き取りましょう。ぬるめのシャワーで流すなどして肌を清潔に保つことが大切です。
②普段から肌ケアをしっかりと
もともと肌荒れしやすい人は炎症で汗腺がフタをされやすく、汗の成分でも容易にかぶれやすくなります。
そのため普段からの肌ケアは大切です。 入浴後は保湿剤を使いましょう。
また夏の紫外線は肌にも悪影響になります。特に運動の際は低刺激性の日焼け止めクリームをこまめにつけるようにしましょう。
③服装は吸湿性の高い、肌に優しいものを選ぶ
服装は、かぶれ管理に非常に重要です。特に衣服がつきやすい部分にあせもができやすい方は特に意識する必要があります。
衣類は「汗を吸いやすく、乾きやすいものにする」のがポイント。
ゆったりとした木綿や絹などの生地の服を選ぶと〇。
④汗と上手につきあう
汗は体温を下げるのに、とても大切な役割があります。
汗を通じて水分だけでなく、体の老廃物を排泄し体を健康な状態に保ってくれるのです。健康的に汗をかくのも大切なこと。
こまめに水分を取り、運動もしながら上手に汗とつきあいましょう!
肌トラブルと東洋医学の関係
東洋医学的に胃腸は、食事で得た栄養分を吸収するだけでなく水分代謝にも大きく関わっています。
そのため肌トラブルと胃腸は、切っても切れない関係があります。
暑さによって胃腸の働きが低下すると、水分代謝が悪くなり体内に余分な湿気が生まれやすくなります。
水のがぶ飲み、甘いものやアルコール、冷たい飲食などで夏の胃腸はバテバテに。
そうなると、胃腸で水分を処理しきれず、体内に湿気をため込んでしまいます。
胃腸は湿気と冷えに弱いので水分の取り過ぎ、冷たい飲食には注意が必要。
また、体内に湿気が溜まり胃腸の働きが低下すると、お肌にも悪影響が・・・
胃腸が弱って体内に湿気が溜まるとベタつきや吹出物、アトピー性皮膚炎や湿疹など皮膚病の悪化など、お肌にも様々なトラブルが現れてしまいがちです。
肌トラブルに効果のあるツボ
【足三里(あしさんり)】
万能なツボで良く知られています、足三里。
ツボの中でも有名な存在、四総穴(しそうけつ)としても有名です。
胃腸といったら足三里は重要ポイントになります。
膝のお皿の下にある骨の出っ張りから外側から指3本分外側あたりで、すこし凹んでいるところです。
【曲池(きょくち)】
腕にあるツボです。腕を曲げたときにできるしわと、親指の付け根からひじに向かう線が交差するところにあります。
曲池は熱がこもった皮膚や消化器系の不調に効果的なツボです。
肌荒れや皮膚疾患、便秘や下痢などを改善する効能が期待できます。
ツボ押しポイント
ツボを押すポイント1つ目は痛気持ちいいくらいの強さで押すこと。
痛いぐらいだと強すぎるので気を付けてください。
痛さの度合いも人によって違うので自分にあった強さを見つけて押すのが良いですね。
ポイント2つ目は息を吐きながら押す。
鼻から吸って、吸った倍の時間をかけて口から吐くことで、リラックスモードなっている時に押すのが効果が出ます。
最後に
暑くなり汗をかく時期になると肌トラブルのご相談が増えます。
まずは汗をこまめに拭きとり、化粧水などでお肌のケアを心掛けて下さい。
またアレルギー性の肌トラブルもあります。アレルギーに伴う場合は、体質を根本からアプローチする必要があり改善には時間が必要となります。
お肌のことでお悩みがありましたら、当院にて東洋医学を用いて施術をさせていただいております。
お気軽にご相談いただけますと幸いです。