手を動かすとひじが痛い!効果的な2つの解決法
「手で荷物を持つとひじがすごく痛い」
「手を使おうとすると力が入らない」
「右利きなのでいつも右手ばかりを使う」
こんなご経験はありませんでしょうか?
生活の中で利き手ばかり使ってしまうのは仕方ないことかと思います。 しかし、利き手ばかり使うとひじに痛みを生じることがあります。
でも、ひじが痛くても家事や雑用などをこなさなくてはなりません。 それって、すごく大変なことですよね。
今回は、そんなひじの痛みについての対処法をまとめさせていただきました。
ひじの構造について
肩から手首までの部分の総称を腕と呼ばれます。
腕はひじを境にして、肩からひじまでの上腕部、ひじから手首までの前腕部から構成されています。
上腕部には上腕骨があります。前腕部は親指側の「橈骨(とうこつ)」小指側の尺骨(しゃっこつ)の2本の骨から構成され、これらの骨が繋がってひじの関節として機能しています。
また、ひじの関節には様々な筋肉が付いており、ひじを曲げる、手を外側・内側に回す、物を持ち上げるなど、腕を動かす働きをしています。
ひじに多いケガについて
ひじに外傷として多いのは中年期以降によくみられ、テニス愛好家に生じやすいテニスひじといわれています。実際は、テニスをしない方でもひじの外側に痛みが出る比較的によくみられる病気です。
フライパンを振って痛みが出だしたり、最近ではパソコンやスマホをしていて痛みが出だしたりする方もいます。
ものをつかんで持ち上げる動作やタオルを絞る動作をすると、ひじの外側から上腕にかけて痛みが出現します。
痺れは伴わないのですが疼きを痺れのように感じる方もいます。多くの場合、安静時の痛みは強くありません。
ケガの原因とは
原因については十分に分かっていませんが、年齢とともに肘の腱の質がやや低下してくるのに加え、繰り返しの負荷が加わると痛みが生じるといわれています。
主に短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)の骨との付着部がひじの外側で障害されて生じると考えられています。また、手首を伸ばすと痛み反対に手首を曲げてもあまり痛みが出ないのが特徴です。このため雑巾を絞る時に痛みが出ますが、逆に戻す時には痛みを感じません。
しかし、私たちの生活の中で一日中フル活用している手はなかなか安静を保つのが難しい場所だと思います。様子を見ているうちに症状が進行し、長引いてしまうケースもあるため、早期の治療とケアが必要です。
容易にできるストレッチ
①ストレッチする側の腕を前に真っ直ぐ上げる
②親指を下にして、ひじをしっかり伸ばす
③反対の手でストレッチ側の人差し指と中指を引っ張る
30秒程度、持続的に引っ張りストレッチする。
腕の表と裏ストレッチ、そして手首を内側に倒して同じように30秒ずつ行う
これを1日3回行います。
最後に
ご紹介したように、ひじが痛いと生活に支障がでることも少なくありません。 しかし、痛くても動かさないといけない状況かと思われます。
突然、ひじが痛くなるよりも徐々に痛みになることが多いです。また、痛みより先に違和感があります。違和感がある際にはご紹介したストレッチをおススメいたします。
それでも改善が見られない場合、痛みが出てしまった場合などはお気軽にご相談ください(^^)/