首の動きが良くなる歩き方。〇〇するだけで首が動くたった一つの方法。

こんにちは。

芦屋市川西町にあります、

きた鍼灸整骨院の北 善之です。 

 

先日、ある患者さんから「首が痛くて回らない」とのご相談を受けました。 

また「歩くのが遅いから、健康の為に早く歩きたい」ともおっしゃっていました。

 

若い時に比べて歩く速度が遅くなってきたと感じる方も多いのではないでしょうか。 

実は〇〇を変えるだけで、全身に影響して不調のある部分が改善することがあります。 

 

そこで今回、○○を見直すだけで首の動きを解消する方法をお伝えさせていただきます。 

 

  

首の後ろが痛くてが首が回らなくなる理由

痛いから首を回せないといった症状を訴える患者さんがいらっしゃいます。

検査してみるとほとんどの場合、首の動きに左右差があります。

顔を左右に向く際は頸椎(けいつい)と呼ばれる7つの首の骨、特に頭の近い部分の骨がその動きを担っています。 

 

頸椎に原因がある場合は首の後ろが痛くなり、骨の継ぎ目となる関節が何らかの問題によって動きが悪くなることがあります。

そして無理に回そうとすると関節の周りにある筋肉に痛みを生じます。 

 

首が痛くて回せない時の対処

「寝違い」と呼ばれる急な首の痛みがある場合は無理に動かさないことがポイント。

急な痛みの場合は筋肉や関節の組織が炎症を起こしていることが考えられます。 

 

そういった炎症は通常約72時間(約3日)ほどで治まるといわれてますので、その期間はできるだけ安静にすることが重要となります。 

それに首が痛いと動かしたくないですよね。

でも、時にはジッとしていても痛い場合もあります。

 

そんな場合は首を固定することをおすすめします。

タオルなどを首に巻いてコルセットの代用にすると頭の動きが固定され首の痛みが出にくくなります。 

 

でも、動かさないと生活に支障があるかと思われます。 

そんな時は体をねじる様にして、首は極力固定したまま動かさないようにしてみてください。 

そして痛みが治まってきたら少しずつ動かしていきましょう。 

 

正しい歩き方って?重心移動について 

正しい歩き方をご説明させていただきます。 

まず、歩く時に前に出した足のつま先が上がっていないと、つまずきの元になります。しっかりつま先を上げて、かかとから床に足を接地してみましょう。

 

でも、つま先を高く上げすぎては重心バランスが崩れやすくなります。

かかとを床に着地させたら、そのまま足の裏全体を床に着地させてください。

 

かかとから床に着地させることで、足の裏側に力が入り自然に着地できます。 

 

次に、前に出している足に重心をかけたら、後ろ側の足のかかとを持ち上げましょう。重心が後ろ過ぎると、かかとが持ち上がらないので注意が必要です。

重心に注意しながら、後ろ側の足のつま先も持ち上げましょう。 

 

これはまさに、片足立ちの状態。

 

片足立ちの状態で重心を保つには、お尻やお腹にしっかり力が入っていないと良い姿勢で保つことは困難です。 

自然とお尻、お腹に力が入るのを感じてください。 

 

このように少し歩き方を変えるだけで全身。

特に骨盤や背骨に影響がでます。 

 

正しく歩けば、股関節が動いて骨盤が整います。

すると骨盤の上に位置する背骨も整い、その影響は関節に問題があり生じている、首の痛みを解消するきっかけになります。 

 

歩くときはつま先を上げて歩くということを意識してみてください! 

 

歩行の筋肉を効率良く使えるようになると、バランス良く筋肉も働いてくれるので歩く速さも自然と上がります。 

さらに姿勢も改善されていくので、見た目年齢もグッと若返ります。 

歩き方が全身に及ぼす影響とは 

人間は悩み事があるとき、散歩をすると少し気が晴れることってありませんか。 

ある研究によると、軽い運動が精神機能の向上に有効であるという報告もあります。 

 

脳が正しくはたらくためには、絶えず十分な血液が流れている必要があります。 

歩くことで血の巡りがよくなり、気が晴れたと考えられます。 

全身への血の流れが良くなることで、不調がある部分にも影響します。 

 

痛みの発生源に目を向けると、原因のひとつとして血行不良があります。 

血液には酸素が含まれていて、心臓だけではなく体中の筋肉も血液の循環を行っています。
筋肉にはたくさんの血管が通っており、筋肉が伸びたり縮んだりすることで血液が押し出され、そのポンプ作用により血の流れが生み出されるのです。

ところが痛みなどで動かさない状態が続くと、筋肉の伸び縮みがあまり起こらなくなり、血行不良になります。

すると組織の血の流れが低下。

酸欠状態になることで筋肉から発痛物質が産み出されます。

発痛物質が、刺激を感知するセンサーを反応させて痛みが生じます。

 

痛いからといって動かさないでいると、ますます筋肉が酸欠を起こして痛みが強くなります。

痛みの悪循環を断ち切るためにも、歩行によって血の流れを促すことが大切です。 

 

正しい歩行を意識してみてください。

歩行がよくなれば首の痛みはきっと良くなります。 

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最後に 

今回は首の動きの悪さが歩行を変えることで、改善させる方法をお伝えしました。 

首の動きがよくなるだけだなく、首コリや肩コリにも改善効果があります。

もし何か不調がございましたら、ご自身の歩き方を見直してみるのもいいかと思われます。 

 

またなかなか改善されない場合、別の原因が考えられます。 

当院にて首の動きを改善したり、首の痛みに対する治療を行っております。 

お困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。 

  

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

【監修:鍼灸師柔道整復師 北 善之】