冬になると肌が乾燥してかゆみが起きる。そんな時に行ってほしいスキンケア法

こんにちは。 

芦屋市にあります、きた鍼灸整骨院の北 善之です。 

気温が下がり、朝晩が冷え込むような季節になってきました。 

 

冬になるにつれて、湿度が下がり、空気も乾燥します。 

すると、顔や手や指先、ひじがカサカサ… 

寒くなったら、肌の乾燥が突然やってきませんか? 

 

実は私の妻も、このような寒くなる時期は乾燥によってかゆみが起きるようでした。 

そこで、ある対策をしてみると乾燥肌が少し改善されました。 

 

今回は乾燥肌に対するスキンケア(対策)についてまとめさせていただきました。 

最後まで読んでいただき、お困りのお役立ちになれば幸いです。 

 

気温と湿度の関係性 

夏は80%近い湿度も、冬になると急激に下がります。 

肌にとって最適な湿度は70%前後。 

湿度が50%以下になると、肌の水分が急激に蒸発しやすくなり乾燥が進みます。 

冬の冷たく乾燥した風は肌のうるおいを奪っていきます。
 

また、肌のうるおいは加齢とともに徐々に低下。 

年齢を重ねるごとに、肌トラブル対策に取り組む必要があります。 

 

去年より今年の方が、乾燥やかゆみが気になり始める… 

なんてもこともあるかもしれません。 

乾燥でかゆみが起きる理由 

かゆみが起こる最大の原因は「乾燥」。 

冬にかゆみが起こりやすいのは、特に肌が乾燥しやすいからです。 

 

肌の潤いをキープするためには、肌表面の皮脂や角質を構成している「セラミド」が必要です。 

 

空気が乾燥する季節は乾燥によって水分が逃げやすい状態となり肌は乾燥します。 

水分が逃げてしまうと、かゆみを感じやすくなってしまいます。
 

皮膚のバリア機能は皮脂と水分が適度に混ざり合って肌表面を覆うことで、外部の異物や刺激をブロックする役割を担っています。 

乾燥によってバリア機能が低下すると、さまざまなトラブルを引き起こしやすくなると考えられます。
 

〇〇もかゆみの原因の一つ 

肌の経年変化の影響により、セラミドといった角質をつくる物質が少なくなります。 

年齢と共に角質の細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が鈍くなり、本来はがれ落ちるべき角質の細胞が皮膚に残り角質層が厚くなってしまいます。 

すると、潤いの少ない角質が肌表面に増え乾燥を助長してしまい、かゆみを起こしやすくなります。 

 

また、乾燥だけでなく洗剤などによって手先の皮脂が洗い流されバリア機能が低下。 

食器洗いや水仕事の刺激が皮膚の中に入り赤み、かゆみを引き起こすといったトラブルも。

最近では「保温インナー」が、かゆみの一因となるようです。 

こうしたインナーは皮膚の表面から出た湿気を利用して温かさを保つ機能が。

しかし、肌に必要な水分まで奪ってしまい、乾燥させる可能性も。 

 

また、化学繊維は肌の弱い人には刺激となることもあります。 

 

冬特有の原因について 

気温が低くなると血行が悪くなり、肌の細胞に血液による栄養が届きにくくなります。 

さらに冬特有の空気の乾燥により、お肌の中の水分量が少なくなり、皮膚表面に細かなひび割れができてバリア機能が低下。
バリア機能が低下した角層は、外部からの刺激を防ぐことができないため、刺激を受け続けることになります。 

 

さらにかゆみの神経が皮膚の表面近くにあることから、ちょっとした刺激でもかゆくなる「かゆみ過敏」の状態に。 

効果があったスキンケア法 

冬になると気温が下がり、血行が悪くなる傾向にあります。 

血行の悪さによって皮膚の細胞が生まれ変わりにくくなることを考えれば、肌トラブルの元凶と言っても過言ではないと考えます。 

そこで、血行を良くするツボをご紹介したいと思います。 

 

【血海】 

「血海」の「血」は血液や血行のこと、「海」は大量に集まる場所。

血液にかかわる症状を改善すると言われています。 

 

こちらのツボの効用は、血の流れを良くし、冷えやむくみを解消。

月経痛、月経不順、肌や髪の乾燥などの症状の改善も期待できるツボです。 

 

場所としては、ひざのお皿の骨の上に位置。

ひざのお皿の骨の上から指を横幅3本ほど上がり、少し内側のところ。

指先で押すと心地よい痛みがある場所となります。

 

両足の血海を15秒を1セットとして、3セット押してみましょう。 

最後に。 

今回は乾燥によるかゆみについてスキンケアをお伝えさせて頂きました。
私の妻もこのツボ押しにて乾燥肌がやわらいだと言っていました。 

すぐには効果があることは少ないと思われますので、数日間続けて行ってみてはいかがでしょう。 

もし乾燥肌で、そこまでお困りでない場合でも予防として行っていただくことをお勧めします。 

 

また、 ツボ押しをしたけど効果がない。 ツボの場所がいまいち分からない。

など、ございましたらお気軽にご相談ください。 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

 

【監修:鍼灸師柔道整復師  北 善之】